サンスポRQW準グランプリの樹智子、5年前に他界した愛犬、エルフィーとのつながり
5年前に他界した樹の愛犬、エルフィー
ささやかな喜び
そう感じたのは約半年ほど前。
私はもうすぐ愛犬を亡くして5年がたつ。
初めての家族を迎えて、それなりの想いも強い。
今でもその愛犬との想い出を時々思い出して心が苦しくなり、涙してしまう時もある。
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いつまでも悲しんでいては天国にいけないと心に置いて、気分転換している。空を撮っていれば、いつか届くかな、なんて気持ちもあり、いろんな空を撮ってきた。後に観察をし、私の趣味になっている。
5年前に他界した樹の愛犬、エルフィー
小学生の時に飼った犬で、とても我慢強くて利口だった。飼う前には母から生き物の尊さを勉強させられ、独自のテストを合格しなければ飼うことはできなかった。
毎日家に帰ると駆け寄ってくる犬、エルフィー。
そんなエルフィーは私に癒やしをくれていた。
私は当時小学生だったので、「幸せを運ぶ犬」という絵本を作っていた。いつか小さな絵本にできたらうれしいなと今も思っている。
命は永遠ではない。
寿命が近いと感じ、生まれ変わったら、またウチに来てね、と言い聞かせていた。その時は必ず顎にホクロをつけて、わが家の狛(こま)犬になってね、とも言っていた。
現在樹が飼っている愛犬、こまち
それから数年がたち、エルフィーと同じ犬種の新しい犬が家族になった。
残念ながら顎にホクロはなかった。直感でこの子がいいと思ったし、何年も前の話で、そのときは感じていなかった。
しかし、半年前くらいに顎に黒いホクロのような模様が見えた。最初は何だろうと思っていたけど、エルフィーに言い聞かせていたことを思い出した。
そして偶然にも、いまの愛犬の名前は「こまち」。
意識は全くしていない。
こまち、こまち、、、こま犬、、、?
現在樹が飼っている愛犬、こまち
私はうれしくなった。
生き物の命は尊い。何かつながりを見つけられて、私のささやかな喜びとなった。
気づかせてくれる幸せのが目立ってしまうけど、気づかなくていい幸せもある。
どちらも心を豊かにしてくれるので、見つけられたときはとてもうれしくなる。
小さな幸せは、たくさん落ちているのかもしれない。
サンスポレースクイーンAWARD2020 準グランプリ 樹智子