【40代からの毎日を応援する大人くらぶ】本で街おこし!!素敵な一冊と出合いま書 八戸でいろんなへぇ~を見つけよう

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【40代からの毎日を応援する大人くらぶ】本で街おこし!!素敵な一冊と出合いま書 八戸でいろんなへぇ~を見つけよう
独自のセンスで選抜!!へぇ~っと感心の品そろえ
 青森県八戸市は、読書好きの大人たちにとって楽しい街だ。市内中心部の「八戸ブックセンター」は全国でも珍しい市営書店で、「八戸を本のまちにしよう」という市長の方針で誕生した。店内の書棚は独自のセンスで本が並び、作家気分でこもれる小部屋「カンヅメブース」も設置。一方、地元には、書店員手描きのポップを求めて県外からも人が訪れる書店や、壁の書棚いっぱいに店主の好きな本が並ぶカフェなど、本をテーマにした店が多い。新鮮な魚介グルメも魅力の八戸。大人の好奇心を刺激する。

八戸ブックセンターにある「カンヅメブース」と「ハンモック」

凝りに凝った配列
 八戸市中心部に2016年12月にオープンした「八戸ブックセンター」。「本の街八戸」の中核的な存在だ。
 大きなガラス窓の明るい店内、約1万冊が並ぶ書棚。本好きならその本の分類に引き付けられるだろう。外国語のテキストの横にその国の歴史や地図、有名作家の本が並ぶ。例えば、開高健のベトナム関連の著書のそばに東南アジア関連の本が置かれている。書籍の分類も「愛するということ」「世界料理の研究」「命のおわり」、さらに「八戸の人が書きました」という地元筆者のコーナーなど、凝りに凝っている。同センターの音喜多信嗣所長は「書棚は、1つのテーマを決めて、そこからつながる書籍を並べています。連想ゲーム的な配列にすることで、『知への誘い』『気づき』が目的」と話す。
 本にはすべてビニールのカバーがかけられている。その理由は、「コーヒーを飲みながら、ゆっくり本選びをしてもらいたい」という思いから。書棚の間におかれたソファやベンチ、カップホルダーなども用意され、ハンモックに揺られながら雑誌をめくる人もいる。
 本好きには何時間でも楽しめるこの空間は、八戸市が運営している。同市の小林眞市長が3期目の政策公約に掲げた「本のまち八戸」の中核施設なのだ。音喜多所長は「街の書店と競合しないように雑誌の最新号や漫画は置かない、新旧を問わず、書店ではなかなか売れないが良質な本を扱うことにこだわっています。本を売って利益を上げることではなく、市民と本の偶然の出合いの場を作りたい。本を読む人を増やす、本で街を盛り上げることが目的です」と説明する。
作家の気分で集中
 さらに、片隅にあるドアの奥の「カンヅメブース」は、締め切りに追われる作家の気分で執筆に励める小部屋。同所長は「読む人を増やすなら、書く人も増やそうという発想。ここで書いて受賞した人もいます。旅行者でも利用できますよ」。
 同センターでは、セレクトした本を市内のカフェや信用金庫、公共施設などに置く「ブックサテライト」、読み聞かせイベントなど「本好き」を刺激する企画も展開中。
 このほか、地元にはポップごと本が買える老舗書店や自慢のカレーと本が楽しめるカフェなどもあり、本好きの大人たちは、何度訪れても楽しい。
名物手書きポップにへぇ~
【ポップごと本が買える木村書店】
 ポップごと本を買っていく人が多いという地元の老舗書店。ポップを描いている書店員の及川晴香さんは、「野菜売り場で絵入りのポップを見たのがきっかけ。本の紹介も文章以外の表現があるのではと思って始めました。絵の経験は落書き程度ですけど」と笑う。
 初めてポップをつけたのは2017年で、「ポップごと買いたい」とお客さんに大好評。社長の後押しもあり、個人的におすすめの本にポップをつけるようになった。
 今では、ポップを見て「ジャケ買い」ならぬ「ポップ買い」の人も多いほどの評判で、1日1冊、ツイッターでさまざまな本や雑誌をポップと共に紹介している。
 書店の一角の専用コーナーには、ぬくもりのあるポップが挟まれた本がずらり。手間がかかっても、手書きポップを続けていきたいという。

木村書店の「ポップ」とそれを作る書店員の及川晴香さん

脱サラ起業の個性派ブックカフェ・・・店主の思いにへぇ~
【旅人が本と出会えるカフェ】
 「ANDBOOKS」の壁面いっぱいの本棚に並ぶ約2000冊の本は、店主の本村春介さんの蔵書。日本文学や紀行文、歴史、地元八戸の作家の本など幅広い。
 脱サラして同店を開業した本村さんは、「昔から本が好き。古本屋さん希望でしたが、商売が難しいので今の形式に。市長の『本の街』施策も後押しになりましたね」。
 どの本も自由に読むことができ、没頭して静かに読み続ける人も。トイレにまで本が置かれている。カウンターでお客さんと本談義に花が咲くことも多く、「お客さんがそれぞれの時間を大切にしてくれているのがいい」と本村さん。
 書棚にはカレーの本も多いが、店の自慢もカレー。本村さんがカレー好きで、自分でスパイスなどに凝るうちに店で出すようになった。八戸の隠れた人気グルメでカレー目当てに来る人も多いという。

ANDBOOKS

へぇ~っとうなるうまさのどんぶり
【絶品「平目漬け丼」】
 「みなと食堂」(八戸市)の自慢は、地元漁師さんが絶賛する「平目漬け丼」(1050円)。卵の黄身とともに丼一杯に盛られたヒラメの切り身は、秘伝のタレの旨みが上品な味を引き立てる。2014年の第1回全国どんぶりグランプリで「海鮮丼部門金賞」に輝いた。
 店主の守(もり)正三さんは、鮮魚店勤務を経て47歳で開業。地元漁師さんに伝わる食べ方を参考に平目漬け丼を考案した。水揚げされた地元のヒラメを2日寝かし、3日目に漬け丼に。タレは醤油、酒、みりんにニンニクとトウガラシを加えた自家製で、「美味しい魚を食べてほしい一心で編み出した」という。
 「コロナで厳しい時は、1人、2人のときもあったが、『たまにしか来れなくてごめんね』とか言ってくれるお客さんの言葉を支えに、『やるしかない』と思って店を開けていた。頑張っています」と話す。

平目漬け丼

(提供 東日本旅客鉄道株式会社)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【40代からの毎日を応援する大人くらぶ】本で街おこし!!素敵な一冊と出合いま書 八戸でいろんなへぇ~を見つけよう