日本テレビの小杉善信社長（６７）が２２日、東京・東新橋の同局で行われた定例会見で、１２日に放送された「スッキリ」（月～金曜前８・０）でアイヌ民族に対する差別表現があったことを謝罪した。
番組ではアイヌの女性のドキュメンタリーが紹介され、作品にちなんで謎かけが披露された。
小杉社長は「制作にあたった担当者にアイヌ民族の皆さまが差別を受けてきたことの理解が足りず、放送した言葉が直接的な差別表現であることの認識が欠如していた」と説明。「アイヌ民族の皆さま、関係各方面の皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪した。
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問題の表現は社員プロデューサーと出演者が相談してコメントを考え、複数の案の中から最終的に社員プロデューサーが決め、「考査部門に相談しようと思ったが失念し、そのまま放送に至った。誠に恥ずべきこと」と説明。今後はチェック体制の強化や検証番組も予定し、再発防止に努めるという。