稲川会トップに賠償命令 原告逆転勝訴、東京高裁

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稲川会トップに賠償命令 原告逆転勝訴、東京高裁
 特殊詐欺事件の被害者が、指定暴力団稲川会の辛炳圭(通称・清田次郎)元会長に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は22日、組トップの使用者責任を認め、計1320万円の支払いを命じた。
 暴力団対策法で使用者責任の対象となる「暴力団の威力を利用した資金獲得行為」と言えるかが争点。2019年11月の一審東京地裁判決は、使用者責任を否定し、原告側が控訴していた。
 秋吉仁美裁判長は、組員が共犯者らに逮捕された場合の口止めを指示し、実際に共犯者が報復を恐れて逮捕後に供述を拒んでいるとして「詐欺グループ内の規律を高めるため、暴力団の威力が利用された」と述べた。

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 原告は関東地方在住の70代の女性。判決によると、16年1月、架空の名義貸しトラブルの解決金名目で1150万円をだまし取られた。組員1人と他の4人の実刑判決が確定している。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 稲川会トップに賠償命令 原告逆転勝訴、東京高裁