カンテレのトークバラエティー「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)が27日に最終回を迎え、27年の歴史に幕を下ろした。
番組は1994年1月15日に「浪速の視聴率男」と呼ばれた故・やしきたかじんさん(享年64)の冠番組「たかじん胸いっぱい」としてスタート。たかじんさんの冠番組では最も長く放送された番組で、話題のニュースや芸能・スポーツ情報など、ありとあらゆる話題をテーマに差し棒を片手に威勢よく斬り込むたかじんさんと、辛口パネラーと呼ばれるゲストたちのトークが人気を博し、平均視聴率は常に10%を超える人気を誇っていた。たかじんさんが食道がんのため、2014年1月3日に亡くなった後は15年4月より番組名を現在の形に変更。
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現在は、ハイヒールのリンゴ(59)とますだおかだの増田英彦(51)が週替わりでMCを担当。歯に衣着せぬ物言いが自慢のタレントたちがパネラーとして出演し、番組を盛り上げた。
この日のエンディングで、増田は「僕は毎週じゃなくて隔週で進行をさせていただいてましたんで、どちらかというと日直のような感じで。MCというよりかは悪役レスラーをさばくレフェリーのような気持ちでさせていただいていたんですけど、悪役レスラーの皆さんも悪い人間ではないので、番組のことを考えて悪役レスラーを演じてくれていたパネラーの皆さんにも感謝しています。テレビで見て楽しんでいただいていた視聴者の皆さんにも感謝しています」とあいさつ。
リンゴは、目を潤ませながら「27年間やってきて、お兄さんもたぶんどこかにおられると思いますから」と話したところで「ナジャ、どう思う?」とタレント、ナジャ・グランディーバ(46)に無茶振り。この日、ナジャから「リンゴさん、CM前に私に振らんといて!」とクレームをつけられたばかりだったため「だからストレスや言うてんねん!」と猛ツッコミを受けた。
リンゴは「最後の最後は笑いで終わりたいって思うので」と釈明したが、舌の根が乾かぬうちに「それでは最後のCMは橋下先生にお願いしたいと思います」とボケを重ね、スタジオは爆笑。最後に「皆さん本当にどうもありがとうございました。これからもカンテレをよろしくお願いします」と述べ、明るい雰囲気のまま締めた。