星組トップの紅ゆずる、17年間の宝塚人生に別れ

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星組トップの紅ゆずる、17年間の宝塚人生に別れ
退団公演千秋楽を終え、記者会見した宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずる=東京・有楽町【拡大】  宝塚歌劇団星組トップスター、紅(くれない)ゆずるが13日、東京・有楽町の東京宝塚劇場で行われた退団公演「GOD OF STARS-食聖-」「エクレール ブリアン」の千秋楽を迎え、17年間の宝塚人生に別れを告げた。 台風19号で前日12日のプレ千秋楽公演が中止になり、晴れて迎えた卒業の日。サヨナラショーでは“持ちネタ”の客席案内係「紅子」にふんし、「台風、いい加減にしろ! 日本国民、宝塚ファンに謝れ!」と前日の公演中止の無念さを紅らしいユーモアに包んだ。 さらに、次期トップの礼真琴(れい・まこと)にバトンを渡すことに、紅子の口調で「気になる人がいるのよ。真琴よ。顔がキュートで声がハスキー。ギャップなのよ」とエールを送った。 最後はタカラジェンヌの正装の緑のはかま姿で大階段を降り、「宝塚人生のゴールへ見えるものがこんなにもきれいなものだとは、想像できませんでした。一度きりしかない人生の中で心が震えるほど愛する場所で過ごすことができた私は、本当に幸せ者です」と感無量の表情。 「この場所が大好きだから、この場所で起こる奇跡を信じているから、1人では乗り越えることができない壁を乗り越えることができました。この美しい宝塚がいつまでも永遠でありますように」と万感の思いを込めた。同期生からの花束は元宙組トップの女優、朝夏まなと(35)が手渡した。 紅は2002年に入団し、08年に星組公演「スカーレットピンパーネル」の新人公演で初主演して注目された。16年にトップ就任後は、台湾公演を成功させるなど活躍。男役らしい1メートル73の涼やかな風貌で、関西人らしいユーモアにあふれたトークやコミカルな演技でも人気を集めた。 娘役トップの綺咲愛里(きさき・あいり)も同時退団した。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 星組トップの紅ゆずる、17年間の宝塚人生に別れ