ＪＴＢ、２年休職可能に　資格取得、海外留学で

　旅行大手ＪＴＢは２９日、最長２年の休職が可能な「自己成長支援休職制度」を４月１日に導入すると発表した。資格取得のための通学や海外への語学留学などが対象となる。休職期間は３カ月からで、社会保険料は会社が負担する。社員が多様な経験を積む環境を整え、復職後は社の発展に貢献してもらう狙いという。
　ＪＴＢは新型コロナウイルス感染症の流行で業績が低迷している。休職者は無給のため人件費抑制も期待できるが、担当者は「経費削減を目的にしていない」と説明した。
　自宅で月５日以上仕事をした社員に月額２千円を支給する在宅勤務手当も新設した。一律支給してきた通勤定期券代については、通勤日数の少ない社員は実費精算に切り替える。

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