バラク・オバマ元米大統領の父親の義母サラさんが29日、ケニア西部キスムの病院で死去した。少なくとも99歳だったという。地元メディアなどが親族の話として伝えた。
オバマ氏はサラさんを「おばあちゃん」と慕い、2009年の大統領就任式にも招待した。サラさんは最近は病気がちで、昨年9月には脳卒中を起こしていた。
オバマ氏の父親はケニア西部コゲロ村出身。教育に熱心なサラさんの下、米ハワイ大へ進学、白人女性と結婚し、オバマ氏が生まれた。父親はその後ケニアに戻り、1982年に交通事故で死亡した。
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オバマ氏は父親の死亡後にケニアを初訪問して以来、サラさんらと交流を続けてきた。大統領退任後の18年7月にはコゲロ村を訪れ、サラさんとも面会した。
晩年のサラさんは地元の慈善活動家として、孤児や女子の教育普及に尽力した。(共同)