ロックバンド、X JAPANのリーダー、YOSHIKIが鬱病、不安、自殺などのメンタルヘルス問題を抱える音楽クリエイターや業界関係者を支援するため、米グラミー賞を主催する「Recording Academy?」のパートナーである音楽チャリティー団体「MusiCares?」へ10万ドル(約1000万円)を寄付したことが30日、分かった。
エンターテインメント業界で影響力のある米エンタメ業界紙「Variety」など米主要メディアが大々的に報じた。
コロナ禍の影響で世界各国の音楽業界はライブなどが中止となり、失業へと追い込まれる人々が続出する中、鬱病の患者や自殺者が急増していることに心を痛めたYOSHIKIは自身が運営する基金「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて音楽チャリティー団体に寄付を決意した。
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YOSHIKIは「音楽の存在やファンの皆さんの応援がなければ、父や仲間など身近な人たちのように自分も今生きていなかったかもしれません」と感謝しつつ、「自分の経験を語るだけでなく、実際に助けを必要としている人たちをサポートできればと思っています。このような問題に関してMusiCares?に協力できることをとても光栄に思います」とコメントしている。
今後、自身が運営する基金から音楽チャリティー団体へ年間10万ドルが継続的に寄付され、音楽業界で働く人々が個人心理療法、精神科治療、入院・外来サービス、グループセラピーを受ける際の支援や年間を通じて開催されるワークショップやパネルディスカッションを通じて、メンタルヘルスに関する教育コンテンツを拡充することなどに使用される。