ロシア上院は31日、プーチン大統領の現在の任期が切れる2024年以降も最大で2期12年の続投を可能とする「大統領選挙法」の改正案を賛成多数で採択した。昨年7月に発効した改正憲法の内容を当該法にも反映させた。下院は24日に採択済みで改正法案は議会を通過、大統領の署名を経て発効する。続投を可能とする法制度が整った。
プーチン氏は24年の出馬を「排除せず」との立場で続投の可能性をちらつかせている。だが実際には自らの退陣と後継者への政権移譲を検討しているとの見方が根強い。
00年の最初の大統領就任から20年以上最高権力者として君臨するプーチン氏は現在、通算4期目で、24年に退陣するはずだった。
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大統領選挙法の改正案は、改正憲法と同様に大統領任期を2期までと制限。一方で、例外規定として、改正憲法の発効時とそれ以前に大統領を務めた者には任期制限は適用されないと定めている。(共同)