日本所有でパナマ船籍のコンテナ船は台湾企業が運航していた。400隻以上が立ち往生していた海運事故は損害賠償も膨大な金額になる。国際社会の関心の焦点は責任の所在にある。スエズ運河庁は「人的ミス」の可能性に触れるが、理由については沈黙した。
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シシ大統領は29日、「エジプト人の手で元の状態に戻した」と離礁成功を誇った。運河庁のラビア長官も記者会見で「他の地域なら解決に3カ月はかかった」「世界で初めてコンテナを降ろさずに船を救った」と胸を張っている。
離礁の成功について運河庁は土砂のしゅんせつ作業やタグボート増強などで徐々に動いたとの立場だが、その「決め手」は不明。潮位の高い時期の活用のほか、地元紙は「風が助けてくれた」(運河庁筋)とし強風が船体などを揺らしたなどのさまざまな見解を伝える。座礁原因についても、運河庁は「悪天候以外の理由があるが、調査中」として詳述を避けた。(共同)