任期満了に伴い千葉県知事を退任する森田健作氏（７１）が２日、千葉県庁で退任会見を行い、「３期１２年、振り返ると、ものすごく短く感じる。県民の皆さんに感謝している。私は幸せ者だ」とあいさつした。
最後の登庁日を迎え、「職員の皆さんが温かい配慮をしてくださった。涙がこぼれそうになったが、ここはこらえて『さらば涙と言おう』と、そんな気持ちでね」と、心境を青春スター時代のヒット曲になぞらえて、感無量の表情。「●（＝歌記号）青春の勲章は～、くじけない心だと～♪ そんな思いでこの日まで来ました。いい歌だね～」と握りこぶしで生ウタも披露した。
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知事としては、２０１９年９月の房総台風の上陸当日に登庁しなかった対応が批判を集めたが、「私自身に隙があったのも事実」と反省。それでも「大事なのは同じ轍を踏まないこと。つまずいて倒れても、すぐ立ち上がって前を向くことが大切なんだ」と強調した。
今後については「新しい青春のフィールドを考えて、これからもランニングフォーエバー。永遠に走るんだ」と宣言。「みんな元気でな！」と会見をしめくくった。次期知事となる前千葉市長の熊谷俊人氏（４３）は５日に初登庁する。