人気グループ、ＮＥＷＳの加藤シゲアキ（３３）が３日、東京・渋谷区の新国立劇場で主演舞台「モダンボーイズ」の初日を迎えた。
１９９４年にジャニーズ事務所の先輩、木村拓哉（４８）が演じたプロレタリア革命を志す主人公の学生を熱演。
１月に木村に報告しにいったことを明かし、「こういう演じることを（木村が）知らないと思って、緊張しながらギチギチに台本を作っていったら、『やるでしょう。モダンボーイズ』といわれて。その瞬間、僕が作った台本が総崩れしました」と苦笑いし、「『頑張ってくれ、体には気をつけて』といわれました。おそらく気にするなということだと思います」とはにかんだ。
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作家としても活躍するだけに、当初は共演の山崎樹範（４７）演じる作家役を主人公にして加藤が演じるプランもあったが、「木村さんは僕がジャニーズ事務所に入るきっかけとなった先輩の一人。こういった形で同じ役を演じることはないかもと思ったので、ぜひやらせてくださいということで」と役の継承を決意。「木村さんの映像を資料として見たんですが、当時２１歳でやられていて、超えることは不可能だと思った。別の新しい役を演じるつもりでやらないと成功しない。新しく演じる気持ちでやりたい」と気合を入れた。
木村が観劇に訪れるか聞かれると、「知らないですけど、いらっしゃる場合は僕に言わずにいらっしゃってほしい」と照れながら語った。
また、吉川英治文学新人賞を受賞した自身の長編小説「オルタネート」は１４日に発表される「本屋大賞」にもノミネートされているが、「結果を待つのみ。粛々と舞台中は役だけに集中したい」と力を込めた。
ほかに武田玲奈（２３）らが出演。１６日まで同所で。２８～３０日に大阪・ＣＯＯＬ ＪＡＰＡＮ ＰＡＲＫ ＯＳＡＫＡ ＷＷホールで上演される。