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１９７０、８０年代に活躍した一流音楽人たちによるコンピレーションアルバム「レジェンド達のララバイ」が初夏に発売されることが４日、分かった。「ジェニーはご機嫌ななめ」などで知られるジューシィ・フルーツら３バンドの新曲のみを高音質のレコード盤でリリース。２０１３年に再結成し、今も“ジューシィ”な歌声を届けている同バンドのボーカル兼ギター、イリア（６３）は「同世代の人たちに元気を与えられたら」と力を込めた。
“生ける伝説”たちによる夢のコンピ盤が誕生する。
「レジェンド達－」は７０、８０年代のロックシーンをけん引し、いまなお現役で輝きを放つスターたちの新曲を収録する企画。すでに活動を終えていたり、過去の楽曲だけを演奏しているバンドが多いが、条件をクリアしたジューシィ・フルーツ、クリエイション、近田春夫＆ハルヲフォンが参加した。リリース形態はレコード盤。３組の最新の音楽を生演奏に近い音質で味わえる。
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初夏の発売に先駆け、７日に新曲「ツルピカ☆キラリン」「大恋愛時代」を配信するのが、「ジェニーはご機嫌ななめ」などで知られるジューシィ・フルーツだ。
ミュージシャン、近田春夫（７０）のバックバンドを前身に誕生し、８０年に同曲で鮮烈デビュー。テクノ風の楽曲とイリアのファルセットが注目を集め、その後も「恋のベンチシート」などをヒットさせたが８４年に解散。２０１３年に再び活動を再開した。
バンドの顔であるイリアは、今作で“生みの親”でもある近田や、日本のロックの先駆者であるクリエイションとコラボすることに「レジェンドの仲間入りをさせていただいて、とても光栄です」と感謝。新曲をリリースするのは４年ぶりで、作詞作曲を手掛けた「ツルピカ－」では♪ｔｓｕｒｕ ｔｓｕｒｕ－など擬音語を多用。「大恋愛時代」はサビの部分の歌詞とリズムが少しずつずれていくため、「頭の体操になりますし、私たちの年代にとってはリハビリ曲にもなります」とおちゃめに解説する。
コロナ禍に屈することなく、現在も配信ライブなど精力的に活動しており、「立ち止まらずチャレンジして、進化したいですね」と意欲。衰えることのないレジェンドたちのエネルギーが詰まったコンピ盤を通して、同世代を元気にする。
■７、８日「クイズ！脳ベルＳＨＯＷ」に出演
ジューシィ・フルーツはライブを中心に活動中。往年のファンだけでなく新たなファンも増えており、１８年には３４年ぶりとなるアルバム「ＢＩＴＴＥＲＳＷＥＥＴ」を発売した。昨年１２月には初の配信ライブを開催。今月１１日には東京・Ｓｈｉｂｕｙａ ｅｇｇｍａｎで人数を制限して公演を行う。また、イリアは新曲が先行配信される７日と８日にＢＳフジ「クイズ！脳ベルＳＨＯＷ」（月～金曜後１０・０）に出演する。
■クリエイション、７年ぶり新曲収録
クリエイションはギターの竹田和夫（６９）を中心に結成され、７５年にデビュー。米プロレス兄弟チーム、ザ・ファンクスの入場曲「スピニング・トー・ホールド」や日本テレビ系「プロハンター」の主題歌「ロンリー・ハート」が有名。コンピ盤には７年ぶりとなる新曲「Ｌｏｎｇ Ｂｅａｃｈ」「Ｏｎｅ Ｎｉｇｈｔ Ｄｒｅａｍ」を収録する。
近田春夫＆ハルヲフォンは７２年に誕生。現在、週刊文春の名物コラム「考えるヒット」を手掛けるなど文筆家としても活躍中の近田は、１９年にソロ名義でベスト盤を発表。同バンド名義の新曲発売は４３年ぶりとなり、詳細は後日発表される。