「渡鬼」の姉妹たちも“生みの親”を失い、悲嘆に暮れた。
岡倉家の長女・弥生役の長山藍子(79)は「突然の訃報に、今さまよっている私がいます。今年の夏に『渡る世間は鬼ばかり』を撮ると石井ふく子先生から聞いていましたので」と動揺を隠しきれない様子。「テレビ、舞台を通してのおつきあいは半世紀、50年にも及びます。みんな私の宝物です」と感謝した。
三女・文子役の中田喜子(67)は「橋田先生の作品に初めて出演させていただきましたのが、25歳でした。いつも力強い声でお話なさる先生にもうお会いできなくなるとは、今も信じられません」と落胆した。
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四女・葉子役の野村真美(56)は突然の訃報に驚きつつ、「いつもあるがままにおられた姿が思い出されます」と気丈な姿に思いをはせ、五女・長子役の藤田朋子(55)も「突然のことすぎて言葉が見つかりません。ご病気のことも存じ上げずにいました。さみしいです。どうしようという気持ちです」と途方に暮れていた。
ナレーションを務め、橋田作品に多数出演した俳優、石坂浩二(79)「突然の訃報に驚いております。最後にお会いしたのは2018年橋田賞のときで励ましのお言葉をいただき、今でも心に残っています。この先ずっとずっと書き続けられると思っていたので残念でなりません」