脚本家、橋田壽賀子さん(享年95)の訃報から一夜明けた6日、「渡る世間は鬼ばかり」などでコンビを組んだプロデューサー、石井ふく子さん(94)が本紙の取材に対応。永遠の盟友は、橋田さんからの“遺言”や葬儀、最期の別れ、病床で今秋放送予定だった「渡鬼」の打ち合わせをしていたことを声を詰まらせながら初告白した。
4日の朝、橋田さんの容体が急変したという電話があって、車で飛んで行ったけど、臨終には間に合いませんでした。
橋田さんは、痩せられていたけど、きれいで優しい表情でした。寝ている姿に「どこいっちゃうのよ!? 帰ってきて!!」って言いました。(涙声で)後は何を言ったか覚えていません。その日は遅くまで橋田さんにそばにいて、熱海市内のホテルに泊まりました。
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翌5日、熱海市内の斎場で荼毘にふし、TBSの佐々木卓社長も駆けつけてくださいました。
斎場の人から最初に橋田さんのお骨を拾うことを促されましたが、つらくて、悔しくて…。12、13人の少人数でしたが、温かく橋田さんを送ることができました。
最後に会ったのは2月。体調を崩して入院していた熱海の病院から都内の病院に転院して、急性リンパ腫が分かったんです。私は病院の先生に呼ばれ、橋田さんと一緒に病名を聞きました。
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