グレタさんＣＯＰ２６不参加　英報道、コロナ流行で

　英ＢＢＣ放送は９日、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん（１８）が今年１１月に英北部グラスゴーで開かれる国連気候変動枠組み条約第２６回締約国会議（ＣＯＰ２６）に参加しない方針だと伝えた。新型コロナウイルスの流行が収束しておらず、世界のワクチン接種率が上昇するまで延期するべきとの考えを示したという。
　グレタさんは、地球温暖化対策を訴えるため２０１８年に座り込みデモを始めて以降、気候問題関連の主要会議に毎回参加、若者らの関心を引きつけてきた。今回の不参加表明は、対面形式での主催を目指す英政府にとって打撃となる。

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　グレタさんはＣＯＰ２６を「正しい方法で開催するべきだ。みんなが同じ条件で参加できるように、できるだけ早く全員が接種を受けるのが望ましい」とも語った。
　ＣＯＰ２６は当初、昨年１１月に開催予定だったが、新型コロナ流行で延期された。英側は推計約３万人が集まるとの前提で準備を進めているという。（共同）