90歳の犬塚弘とコンタクト、こんな老後に少しでも近づきたい/芸能ショナイ業務話

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90歳の犬塚弘とコンタクト、こんな老後に少しでも近づきたい/芸能ショナイ業務話
熱海市の高台にあるケア付きシニア向けマンションに1人で暮らす犬塚弘【拡大】  人生の黄昏時をどう迎えるか。長く生きれば誰もが抱く思いだろうが、心穏やかに迎えられるに越したことはない。そんなことをしみじみ感じさせる御仁に今月、会うことができた。 ハナ肇とクレージーキャッツの最後の生き残りで、味のある脇役として活躍した犬塚弘(90)である。現在は相模湾を見下ろす静岡・熱海市の高台にあるケア付きシニア向けマンションに1人で暮らす。 11月1日に東京国際映画祭で先行上映される大林宣彦監督(81)の新作映画「海辺の映画館-キネマの玉手箱」(来年公開)に出演。先日、東京都内で行われた試写会でスクリーンの中に、犬塚さんを“発見”したのがコンタクトを取るきっかけとなった。 自宅マンションでマネジャーと出迎えてくれた犬塚は、手押し車で歩行するものの、顔色も良く口ぶりも元気いっぱい。「映画で見たんだってね。『まだ生きてるのか!って思ったでしょう』」とニヤリ。映画出演は約7年ぶり。盟友の大林監督からの頼みとあって引き受けたのだという。 「監督から『映画館で寝ているじじいの役だから、セリフはない。だから出てほしい』というから出たのに、現場に行ったら、すごい長ゼリフでね。撮影は去年の夏。そのうえ、コントラバスまで弾かされた」と苦笑。「乗せられるとやっちゃうのが僕の性格。それをよく知ってる監督だから、まあ仕方がない」と振り返った。 「でも、もう90歳。腰を痛めているので、今回が俳優の仕事としては最後」と強調した犬塚。40歳のときにたばこをやめ、酒はもともと飲めない分、徹底して仕事を楽しんできた。クレージーの仕事の他に、80歳ぐらいまで約30年間、全国各地を舞台の仕事で回ったという。 「ギャラは安いけど、みんなと心を合わせて芝居をする。それが楽しかった。若いころの高橋克実とか、よく一緒に回ったもんだ。今でも、かつての演劇仲間や熱海に住む70歳の親友が遊びに来てくれるから、毎日が楽しいよ」と語る。 熱海市内に移り住んだのは10年ほど前、小学校の2学年下だった愛妻の幸子(さちこ)さんとだった。20代半ばで結婚以来、幸子さんは病弱だったが、熱海に来てから体力が回復。「2人でカナダやメキシコに行きました」と遠くを見る目になった。 「幸子は4年前に亡くなりました」とポツリ。それでも、暗さはない。「毎朝6時に起きて、舞台公演前と同じように、全身をくまなく伸ばすストレッチや発声を1時間ほどやります。それが元気の秘訣(ひけつ)かもしれない」と笑った。 マネジャーいわく「トーク番組なら本人も出られると思います」-。楽しい思い出と仲間たちとの時間にひたりつつ、サービス精神旺盛で話し好きの犬塚。こんな老後に少しでも近づきたいものだと実感した。元気なうちはぜひとも、テレビのトーク番組や情報番組には出てほしいものだ。(M) 
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 90歳の犬塚弘とコンタクト、こんな老後に少しでも近づきたい/芸能ショナイ業務話