ナタンズ施設では昨年7月に爆発が発生し、ウラン濃縮に使う遠心分離機の開発や組み立てを行っていた建物が損壊した。イラン原子力庁は、イスラエルが関与した破壊工作だったとの見方を示している。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
イランは今月10日、ナタンズ施設で、改良型の遠心分離機「IR6型」を新たに稼働させたばかりだった。2015年の核合意は、イランが使えるのは旧式の「IR1型」だけと規定しており、核合意からの新たな逸脱となった。
改良型の稼働には、核開発拡大の姿勢を維持して米国に圧力をかける狙いがあるとみられるが、イスラエルなどはイランの核開発能力向上に神経をとがらせている。またイスラエルは、米国の核合意復帰にも反対している。(共同)