誤った交通規制で５３人摘発、反則金返還　鹿児島・奄美

　鹿児島県警は１３日、奄美市の交差点で誤った交通規制により５３人を摘発していたと明らかにした。直進以外の進行を禁止する道路標識に基づき右折車両を取り締まってきたが、右折を禁止する県公安委員会の決定を受けていなかった。県警は全員の違反点数を取り消し、交通反則金計３３万５０００円を返還する。
　県警によると、標識付近の道路は２０１３年から１４年にかけて拡幅。県警は右折の禁止を追加すべきだったが規制を申請していなかった。奄美署の署員が３月８日に誤りに気付き、公安委員会が翌９日に右折禁止を決定した。

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　県警は県内の道路標識に誤りがないか調査するよう各署に指示。大川隆則交通部長は「再発防止のため、指導を徹底する」とコメントした。