大手の通信網を借りる格安スマホ業者は接続料が経費の大半を占めており、一層の引き下げを求めていた。利用者が払う料金の値下げにつながることも期待される。
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接続料は、翌年度から3年間の見通しを示す仕組み。今回は2月末までに21~23年度分の届け出があり、総務省が有識者会議で公表した。データ接続料はこれまでも引き下げられてきたが、21年度の3社平均の単価は前年度比だと26・8%減となり、22、23年度にはさらに下がる。
携帯業界では大手3社が割安プランを投入し、格安スマホ業者との料金差は縮小傾向にある。総務省は競争が停滞しないよう、利用者増加や基地局配置の効率化といったコスト低減効果を精密に見積もって接続料を算定するよう大手3社に要請していた。