シンガー・ソングライター、さだまさし（６９）が約９年ぶりにニッポン放送の看板番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを務めることが１３日、分かった。２３日放送の「さだまさしのオールナイトニッポンＧＯＬＤ」（後１０・０）で一夜限りの復活。主題歌を手掛けたフジテレビ系「北の国から」の脚本家、倉本聰氏（８６）が電話出演し、先月２４日に老衰で死去した主演俳優、田中邦衛さん（享年８８）との思い出などを語り合う。
■脚本の倉本聰氏が電話ゲスト出演
来年、古希を迎えるレジェンドが９年ぶりに「オールナイトニッポン」に降臨する。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
さだの出演は２０１２年６月放送の「さだまさしのオールナイトニッポンＧＯＬＤ」以来。番組では２時間にわたり、２４日発売のセルフカバーアルバム「さだ丼～新自分風土記ＩＩＩ～」に収録された「奇跡２０２１」や、「無縁坂」「案山子」「関白宣言」など数々の代表曲について、長く深く愛される理由やそれぞれの楽曲にまつわる思い出をひもとく。
中でも目玉は、収録曲「北の国から～遥かなる大地より～」のエピソード。１９８１年からフジテレビ系で放送された大ヒットドラマ「北の国から」の主題歌で、同作の脚本を務めた倉本氏のゲスト出演が決まった。
■主題歌誕生ストーリーなど
「北の国から」といえば、放送開始から４０年を迎えた今年の３月２４日に主人公・黒板五郎を演じた俳優、田中邦衛さんが老衰で死去したばかり。
今月２日に田中さんの訃報が伝えられた際、さだはインスタグラムで「憧れの田中邦衛さんと一緒に仕事をさせて頂けたのは倉本聰先生のおかげです。１９８０年の冬の富良野、倉本聰先生のご自宅でメインテーマを作ったあの日のことは今でも鮮烈に胸に残っています」などと追悼。番組では北海道・富良野に居住する倉本氏と電話を結び、主題歌の誕生ストーリーをはじめ、田中さんとの思い出や倉本氏が主人公に込めた思いなどを語り合う。
名曲の数々や名作ドラマのどんな秘話が飛び出すか。
★６・１２から全国ツアー
さだは「さだ丼～新自分風土記ＩＩＩ～」の発売日の２１日午後８時からＬＩＮＥ ＬＩＶＥとＹｏｕＴｕｂｅで生配信番組「“さだ丼”発売日だから生でさだまさし」を配信。６月５日には東京・明治神宮鎮座１００年祭記念として開催される音楽祭「葉加瀬太郎 音楽祭２０２１」に出演する。同１２日からはアルバムを引っさげた全国ツアーがスタート。今秋スタートのＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、ラジオ英語講座の講師役で朝ドラ初出演と大忙しだ。