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女優、新垣結衣(32)が来年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演することが15日、発表された。脚本家、三谷幸喜氏(59)が手掛ける同作で小栗旬(38)演じる主人公・北条義時の初恋相手・八重役を演じる。大河ドラマ初出演で三谷作品も初参加の新垣は「全て楽しみながら真摯(しんし)に向き合っていけたら」と意欲。また、俳優の西田敏行(73)と佐藤浩市(60)の出演も発表された。
数々の民放ドラマの“顔”を務めたスター女優がついに大河に出る!
「鎌倉殿の13人」は、源平合戦や鎌倉幕府誕生を背景に、初代将軍の源頼朝(大泉洋、48)の天下取りを支えた北条義時(小栗)の生涯を描く作品。この日、番組の公式ツイッターなどで、義時の初恋の人にして頼朝の最初の妻・八重役を新垣が務めることが発表された。
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フジテレビ系「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」での温和で真面目な医師役やTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」での契約結婚する女性など幅広い演技で定評があるが、大河ドラマは意外にも初出演。
八重役は2012年の大河ドラマ「平清盛」で福田沙紀(30)が務めて話題に。史実では伊豆一の美女と称され、頼朝と悲恋の末に命を絶ったとされる重要な役どころで、新垣は「辛い宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します」と思いをはせた。
三谷作品へ初参加することには「三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それも全て楽しみながらに向き合っていけたらと思います」と気合が入っている。
今回のキャストについて、9日に番組ツイッターで似顔絵を公開して“予告”していた三谷氏は「八重はドラマチックな人物。すごくスリリングなキャラクターになっている。北条義時に愛され、源頼朝にも愛される(古代エジプト女王の)クレオパトラのような感じです」と説明する。
三谷流の“絶世の美女”を演技派女優がどう演じるのか注目だ。
●上総広常役、佐藤は04年「新選組!」以来4回目の大河出演
佐藤は関東の武士集団、坂東武士団で最も頼りになる男、上総広常(かずさ・ひろつね)役、西田は源氏や平家を翻弄する後白河法皇役を演じる。三谷脚本の「新選組!」(2004年)以来4回目の大河出演となる佐藤は「関東の豪族たちのヒエラルキーなど、そこにある面白さや悲哀をうまく見せられたら」と気合十分。西田は18年の「西郷どん」以来14回目の大河出演で、「私なりのアタックの仕方で、一般的な後白河法皇とはイメージが違うかもしれないけど『俺が演じた後白河法皇が真実だ』、というくらいリアリティーをもって演じたい」と意欲をみせた。