自民党・二階幹事長、東京五輪中止発言 文書で釈明も、野党「このまま突き進むのか」

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自民党・二階幹事長、東京五輪中止発言 文書で釈明も、野党「このまま突き進むのか」
衆院本会議に出席した自民党の二階幹事長=15日午後【拡大】
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 自民党の二階俊博幹事長は15日、TBSのCS番組収録で、新型コロナウイルス感染がさらに拡大した場合の東京五輪・パラリンピック開催について「とても無理と言うならやめないといけない」と述べ、開催中止も選択肢との考えを示した。政権幹部が中止の可能性に言及するのは極めて異例。二階氏は安全、安心な大会の開催へ向けて支えるなどと内容を修正したが、野党からは政府、与党で対応を早急に決めるべきだとの意見が飛び交った。
 東京五輪の開幕まで16日時点で98日。メダルラッシュが期待できる日本代表が続々と決定している状況で、政権幹部から衝撃発言が飛び出した。

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 TBSのCS番組で、二階氏は五輪開催時にコロナ感染が続いている場合、大会によりさらに拡大する可能性を問われ「そのときの状況で判断せざるを得ない。とても無理というなら、やめなきゃいけない」と発言。中止の選択肢もあるのかとの問いには「五輪で感染をまん延させたとなれば、何のための五輪か分からない」と語った。
 二階氏は同時に「日本にとって大きなチャンスだから成功させたい。国民の同意を得て、盛り上げていくのは大事だ」と訴えた。開催へ多くの課題が残っているとし「解決すべきテーマを一つ一つ解決していくことが大事だ」と力説した。
 その後、発言を修正した文書も発表。「何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で発言した」と釈明。開催の可否は関係者が決定するとし「自民党として安全、安心な大会の開催に向け、しっかり支えていくことに変わりはない」と強調した。
 菅義偉首相は「二階氏は開催を支える考えに変わりはないとコメントを出した。政府としても開催に向けて感染防止に万全を期す」と話した。
 修正したとはいえ、政権幹部が中止の可能性に言及するのは異例。二階氏は昨年9月の自民党総裁選で菅首相を誕生させたキングメーカーだ。その発言は極めて重い。この日はワクチン担当の河野太郎行政改革担当相がテレビ朝日番組で「開催できるやり方でやる。無観客になるかもしれない」と発言。政権中枢からの悲観的な発言に、野党は即反応した。
 立憲民主党の安住淳国対委員長は「今の感染拡大を考えると(開催は)事実上厳しい。二階氏の話をきっかけに、五輪にこのまま突き進むか一人一人が真剣に考えなければならない」と強調。日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は、与党幹事長の影響は大きく、政府や東京都の判断を左右するとの見方を示した。二階氏と小池百合子都知事の人間関係は濃密だとして「相談の上ではないか」とも語った。
 ■組織委 年明け以降、弱気な声も
 五輪組織委員会では困惑が広がった。ある幹部は「爆発的に感染が増えたら大会はできない。一般論としての話だろう」と冷静に受け止めたが、別の幹部は発言の真意を巡って臆測が飛び交っているとし「幹事長の発言は重い」と指摘した。開催可否を巡っては年明け以降、弱気な声も漏れ始めている。組織委関係者は大阪府で感染が急拡大した3月末に「不気味だ」と事態を憂慮。「変異株による感染爆発で、東京でも5月に増えたら(開催は)無理だろう」とこぼしていた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 自民党・二階幹事長、東京五輪中止発言 文書で釈明も、野党「このまま突き進むのか」