未来のタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校（兵庫県宝塚市）の１０９期生入学式が同校の講堂で行われた。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、約２カ月遅れの６月５日に宝塚大劇場ロビーで行われたが、今年は例年通り同校の講堂で行われた。事前に出席者全員ＰＣＲ検査を受け、新入生は名前を呼ばれると、マスクを外し、返事はせずにお辞儀をした。国歌と校歌も斉唱せずに音源を流し、伝統の本科生に校章をつけてもらうセレモニーも取りやめ、保護者や来賓の数も制限した。
新入生総代の南平友里愛（なんぺい・ゆりあ）さんは「伝統ある宝塚で、宝塚歌劇への夢を追いかけることができることを幸せに思う気持ちとともに、舞台人となる覚悟の気持ちが高まり身の引き締まる思いでございます」と目を輝かせた。
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１０９期生４０人は２年間、歌・ダンス・芝居などの厳しい稽古を受け、２０２３年の宝塚歌劇団入団、初舞台を目指す。