羽生九段、高田純次と崩し将棋　“テキトー節”にも満面の笑み

羽生善治九段【拡大】 　将棋の羽生善治九段（４９）が１５日放送のテレビ朝日系「じゅん散歩」（月～金曜前９・５５）に出演。将棋会館を訪れた高田純次（７２）をもてなした。　番組で高田は東京・千駄ケ谷を散歩。羽生九段は将棋会館正面玄関で高田を出迎えた。高田は「なかなかスリムな感じでね。国民栄誉賞ということで、おめでとうございます」と昨年２月に国民栄誉賞を受賞した羽生九段を祝福。深々と頭を下げる羽生九段に「羽生さんといえばね、４回転ルッツの。氷上の貴公子という…」と“テキトー節”を炸裂させた。　「そちら（フィギュアスケートの羽生結弦）の方に間違えてもらえて逆にうれしいです」と満面の笑みを浮かべる羽生九段。これには高田も「さっきいろいろ考えてて、ぶっ飛ばされるんじゃないかと…。申し訳ありません」と恐縮。バラエティー番組に出演する機会が少ない羽生九段が「今回は高田さんがわざわざ将棋会館に来てくださるということで応対させていただいております」と話すと、高田は「だから今日は上層部の方からね、全面的にヨイショしろと言われているんです。粗相があったら俺を降ろすとまで話があったんで、僕もドキドキしながら言葉を選んでいるんですけど」とのジョークで羽生九段の笑いを誘った。　さらにプロが使用する対局室「香雲」に案内された高田は「ここに座ってもどうしようもないですけどね」と話し、「せっかくなんで少し並べてみますか」との羽生九段の誘いに、高田は「国民栄誉賞の方と私と？　何するんですか？」と困惑した。結局、高田は羽生九段と崩し将棋で対戦。手順を間違えた羽生九段に「よく将棋のことわかってないみたいですから」と言い放つなど絶好調だった。