一方、CVCは東芝の株式上場を取りやめる非公開化を検討しているが、東芝は拒む方向だ。CVCは敵対的な買収を避けたい意向で、東芝の否定的な姿勢が対応に影響している可能性がある。
またCVCは、車谷暢昭前社長(63)=14日付で辞任=による経営を評価し、買収後も車谷氏の続投を前提としていた。車谷氏の退任により具体案の大幅な修正を迫られている。
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車谷氏が過去にCVC日本法人の会長を務めていたため、東芝社内や市場関係者の間では、買収の狙いや透明性を疑問視する向きがあった。CVCが買収から撤退した場合はこうした疑惑が一層強まることになる。