お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志（５７）が１８日、フジテレビ系「ワイドナショー」（日曜前１０・０）に出演。お笑いにおける容姿イジリについて言及した。
この日は、女性お笑いトリオ、３時のヒロインの福田麻貴（３２）が出演。福田をめぐっては、今月８日にツイッターで「この数週間で容姿ネタに関してじっくり考える機会が何度かあって、私達は容姿に言及するネタを捨てることにしました！」と投稿し、反響が広がっていた。福田は「（容姿をイジるネタで）誰かが傷ついたりとかするかもって、そういう心配をしながらネタを披露するってなんやねんって思って」と投稿に至った真意を語り、「芸人と視聴者さんの間で価値観のねじれがある」と指摘した。
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松本は「福田さんが今そういう考え方になっているんだったら、今はそれでいいと思う。でも、ずっとそれでやる必要もないし、変わっていったら、変えたらいいと思うねんけど」と前置きしたうえで、「ただ、ネタって“自分たちの世界”やから。ボクシングみたいなもんで、ボクシングのリングに上がって『お前ら殴り合いやめろ！』って言っているようなもので『放っておけよ！』て話なのよね」と例えて説明した。
続けて「世間とどんどんねじれていくっていうのは、このネタをやめたらもっとねじれていくんじゃないのかな？ このねじれを直すために、我々はそこは絶対に引かずに頑張るっていうやり方も俺はあるんちゃうかなって思う」と自分たちの笑いを貫くことも手段としてあるのではないかと力説。
また、「ブスイジリをした時にウケが悪くなっているっていうのは、確かに世の中の今の空気がそうしているっていうのはあるけど、やっている側がすでに躊躇しちゃってるからウケが悪くなってるっていうのは絶対にある」とし、改めて「（福田が）今、そう思うならそれでいいと思う。気持ち変わったら変えたらいい」と福田の気持ちを尊重した。