ミャンマー在住のフリージャーナリスト北角裕樹さん(45)が18日、最大都市ヤンゴンの自宅近くで治安当局に拘束された。地元メディアなどが報じた。治安当局の家宅捜索を受けたとみられ、段ボール箱が持ち出される様子を近所の住民が目撃したという。北角さんは2月26日、国軍のクーデターに抗議するデモの取材中に拘束され、同日中に解放されていた。
地元メディアによると、北角さんは4月18日夜、警察車両に乗せられ、連行された。在ミャンマー日本大使館が確認を急いでいる。
会員制交流サイト(SNS)には、治安当局が北角さんに両手を上げさせ、ひざまずかせて拘束したとする目撃者情報が投稿されている。北角さんは元日本経済新聞記者。ミャンマーに移り住み、日本語情報誌の編集長を経て、フリーで活動していた。一度拘束され、解放された後もデモの取材を続け、SNSに記事や写真を投稿していた。(共同)
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