世界有数の規模を誇る自動車展示会、上海国際モーターショーが19日、中国の上海市で開幕した。中国は新型コロナウイルスの打撃を受けたが、依然新車市場として世界最大の座を維持。日系メーカーも最新の電気自動車(EV)などを披露し、トヨタ自動車は2025年までに世界でEVを現在の6車種から15車種に拡大すると発表した。
トヨタは中国で人気の高いスポーツタイプ多目的車(SUV)の新型EVを世界初公開した。前田昌彦執行役員は「再生可能エネルギーを促進する政策と連携することで(消費者の)選択の幅が広がる」と述べた。日産もSUV「エクストレイル」の新型車を、ホンダは中国市場向けとして初の新型EVを紹介した。
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中国の20年の新車販売台数は2531万台。新型コロナ流行の影響を受け前年比1・9%減だった。政府は脱炭素化に向け35年までに全てのガソリン車をハイブリッド車(HV)やEVに置き換える方針だ。自動運転車開発への参入も目立ち、メーカーの競争は激しさを増している。(共同)