【世界文化賞受賞一問一答】坂東玉三郎氏「いつもフラットにゼロの気持ちで」

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【世界文化賞受賞一問一答】坂東玉三郎氏「いつもフラットにゼロの気持ちで」
世界文化賞受賞の喜びを語る玉三郎氏。ラグビーW杯で世界の頂点を目指す日本代表にもエールを送った=東京・虎ノ門 (撮影・宮崎瑞穂)【拡大】  世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第31回受賞者による合同会見が15日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京で行われた。演劇・映像部門の歌舞伎俳優、坂東玉三郎氏(69)は「大変うれしく、光栄」と感激。世界一といわれる練習量を積みラグビーW杯で8強入りした日本代表を引き合いに「磨き方を見習ってほしい」と後輩たちに提言した。 --受賞の喜びを 「ともに映画を作った(映画監督の)アンジェイ・ワイダさん(故人)はじめ、多くの先輩が受賞されている。光栄に思うと同時に責任を感じている」 --独自の芸と理論をどのように構築してきた 「30代後半までは勘や雰囲気に頼ってきました。でも、専門的なことを(記者に)聞かれるようになったので、古典芸能の歴史のほか、いろんな国の演技や踊りを日本語訳を通して学びました。勘だけでは大人になれない(笑)」 --普段、心がけていることは 「最初に踊りたいと思ったときの気持ちを大事にしたい。いつもフラットにゼロの気持ちで作品に向かい合いたい」 --観客への思いは 「永遠って、どこにもない。一期一会を大事にしたい。幸せを感じてもらえるように、繊細に切実に考えていける人間でありたい」
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【世界文化賞受賞一問一答】坂東玉三郎氏「いつもフラットにゼロの気持ちで」