検察側によると、芝郵便局では不要となった大量の切手を処分する作業を怠ってそのまま保管しており、被告は管理する立場を悪用し、常習的に切手を持ち出していた。
被告は逮捕直後、換金後の使途について「東日本大震災の被災者に寄付しようと思った」などと供述したが、検察側は、実際には不倫相手との交際費に使ったとして「動機や経緯に酌量の余地はなく悪質だ」と述べた。
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弁護側は、横領した金の大半を既に返済しているなどとし、執行猶予付き判決を求めた。
起訴状によると、2015年5月~17年4月、切手計約370万枚を約160回にわたり、金券ショップに持ち込み、換金したとしている。