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お笑いコンビ、マヂカルラブリーが４月からニッポン放送「オールナイトニッポン０（ＺＥＲＯ）」（月～金曜深夜３・０）の木曜パーソナリティーとして大暴れしている。漫才日本一決定戦「Ｍ－１グランプリ２０２０」王者の野田クリスタル（３４）と相方・村上（３６）はリスナーに「何でもあり！ バチバチのケンカをしたい」と無礼講をアピール。野田は今年に開催予定の「キングオブコント」優勝で達成される史上初の“お笑い３冠”に向け、仰天プランもブチ上げた。（ペン・山内倫貴、カメラ・土谷創造）
■Ｍ－１制覇で論争も「漫才もコントも出し物」
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言葉のやりとりがないオーバーアクションの破天荒ネタで「Ｍ－１」を初制覇したマヂカルラブリー。記者が「改めてＭ－１について」と切り出すと、野田は漫才の定義論争が勃発した異例の展開を振り返り、「僕らが特殊なのは、８０回ぐらいの取材で、ネタのことを５０回ぐらい聞かれたこと」と苦笑した。
結果、「漫才もコントも出し物」という新しいお笑い観を導き出した２人は、今月１日から「オールナイトニッポン０（ＺＥＲＯ）」の木曜を担当。過去３度パーソナリティーを務めた「オールナイト－」特番が好評を博し、旬の勢いも武器に初レギュラーに昇格させた。
特番では、お題からズレた想定外のはがきやメールがリスナーから多数寄せられる展開で大盛り上がり。野田は週１の“登板”となり、「リスナーとバチバチケンカしたい。説教しようかなと」とけん制しつつも無礼講を歓迎。
村上が「ラジオを作る上ではリスナーと同列」と風通しの良さを補足すると、野田は「だから何でもあり。発言が炎上するかも知れないし、それならいっそ『１回燃やしたほうが良いでしょう』コーナーをやろう」と過激に提案した。
■給料増え「パチンコつまんなくなっちゃった」
ラジオのネタにもなりそうなのが２人の多忙ぶり。「Ｍ－１」決勝前の昨年１１月から休日はほとんどなく、野田は「貴重な半休も洗濯だけで終わらせたくなくて、ただ焦っているうちに終わった」と意味不明だ。
休日増は期待できず、２人は仕事をＡ～Ｃランクに分類して休日気分を演出。村上は本拠地である大宮ラクーンよしもと劇場公演を最下位に設定し、「お客さんも大目に見てくれるし、Ｃ以下。休みです」と安らぎを求めて笑わせた。
Ｍ－１初制覇は人生観にも影響。村上は「大好きなパチンコがつまんなくなっちゃった」と告白。多忙になる前は「１万円負けると台をたたいて悔しがったけど、ギリギリのその日暮らしだから楽しかった」と分析し、「（給料が増えた）今はもう、あの興奮はない。本当に人生で大切なものを失ったかな」と苦笑していた。
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