【朝ドラのころ】「かりん」細川直美(4) ヒロインを演じて「女優業をやる」という舵が切れた

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【朝ドラのころ】「かりん」細川直美(4) ヒロインを演じて「女優業をやる」という舵が切れた
ヒロインのバトンタッチセレモニーで花束を手に笑顔を見せる細川(左)と純名里沙=1994年2月撮影【拡大】

 朝ドラの撮影を振り返ってみると、きっともうできないだろうなと思いますね。若かったからできた。ハードなスケジュールでしたが、本当に貴重な経験をさせていただきました。8カ月の長い撮影期間でしたが、環境に恵まれてキャストやスタッフの皆さんがすごく楽しんでできる場を作ってくださった。自分がすごく成長できたのを終わったときに感じました。
 周りの皆さんは「朝ドラをやったら、あとは怖いものはない」とおっしゃるんですけど、確かにあれほど大変なスケジュールの現場はないですからね。
■クランクアップ…解放感より寂しさ

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 ただ、もし当時の自分にアドバイスできるなら『それは全然違うよ』、『そうじゃないよ』って突っ込んでいると思います。いま振り返ってみると、結婚してお母さんになったところとか、とにかく勉強不足だったなって実感しました。
 クランクアップの瞬間はすごく寂しかったのを覚えています。毎日のように現場に通っていたので、解放感よりも寂しさの方が強かったですね。そんなにストレスを感じることがなく撮影ができましたし、本当に皆さんに支えられて最初から最後まですごく楽しかったので、もうここには来られないんだって思うとすごく切なくなりました。
 朝ドラのオーディションを受けたときは、歌手とかアイドルみたいなこともやりながら、女優もやる感じでしたけど、実は大学へ行こうと決めていましたし、仕事を辞めて普通に就職をすることも考えていました。もしかしたら最後のオーディションになるかもしれないと、自分の中でそう思いながら受けていたんです。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【朝ドラのころ】「かりん」細川直美(4) ヒロインを演じて「女優業をやる」という舵が切れた