将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催、ヒューリック特別協賛)の決勝トーナメントは30日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で挑戦者決定戦が指され、前棋聖の渡辺明三冠(37)=名人・棋王・王将=が129手で永瀬拓矢王座(28)に勝ち、初のタイトル防衛戦となる藤井棋聖への挑戦権を獲得した。
「一時はかなり苦しかった」。そう対局を振り返った渡辺三冠は、棋聖戦五番勝負でリベンジを狙う。前期の五番勝負は藤井棋聖に1勝3敗と敗れ、初タイトルを献上したが「昨年より良い将棋が指せるように準備して臨みたい」。棋聖位返り咲きと初の4冠を狙う。
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五番勝負は6月6日、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月で開幕する。