【記者の目】ジャニーズにいる意義失ったマッチ

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【記者の目】ジャニーズにいる意義失ったマッチ
ジャニーズ事務所【拡大】

 退所タレントが相次ぐジャニーズ事務所とはいえ、近藤真彦(56)の独立を誰が想像できただろうか。芸能界を彩った一つの時代が終わったことを感じる出来事だ。
 マッチは1980年のたのきんトリオ“結成”以降、ジャニーズ復興の立役者として事務所内では常に別格扱いだった。特にたのきんの同僚、田原俊彦(60)が退所してからは“長男”と呼ばれ、モータースポーツに携わるなど自由な活動が保証された聖域。それが崩壊したことが、独立の引き金になったと言わざるを得ない。
 不倫騒動のケジメとして昨年11月に無期限芸能活動自粛を言い渡され、最後まで処分がとけなかったことが、もはや聖域ではなくなったことを物語る。

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 同年代の少年隊は東山紀之(54)以外、すでに事務所を去り、比較的年齢の近い後輩たちも次々と姿を消した。居場所を失い、ジャニーズにいる意義をマッチ自身が見いだせなかったのだろう。そして、なにより大切にしていたレーシングチームの監督を、新しいシーズンを迎えても休業せざるを得なかった現状は、耐えがたきことだったに違いない。
 規律に縛られることなく、のびのびと自由に活動してきたからこそマッチが躍動できた。だが、それが許される土壌は、今のジャニーズにないことが実証された。
 カリスマ性で統率してきた創業者のジャニー喜多川前社長(享年87)が2019年に他界。近藤の後見人でもあった藤島メリー泰子氏(94)も会長を退き、名誉会長に。藤島ジュリー景子社長(54)、滝沢秀明副社長(39)の新体制になり、大所帯を束ねるためにも規律はより厳格化され、時代は確実に変わっていった。その象徴がマッチの独立といえる。(文化報道部編集委員・山下伸基)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【記者の目】ジャニーズにいる意義失ったマッチ