宮城県で最大震度5強を観測した1日の地震で、運転を見合わせていた東北新幹線は午後3時半、5時間ぶりに全線再開した。秋田、山形両新幹線や在来線のダイヤも乱れ、ゴールデンウイークの5連休初日に多くの乗客が足止めされた。地震の負傷者は福島県で1人判明して計3人になった。北海道から近畿の広い範囲で揺れを観測した。
気象庁は、東北地方で2日にかけて大雨が予想されるとして、被災地に警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、東北では上空に寒気を伴った低気圧が2日にかけて通過するため、暖かく湿った空気が流入し、大気の状態が非常に不安定になるという。2日正午までの24時間予想雨量は多い地域で60ミリ。ここ数日の雨で地盤が緩んでいる恐れがあり、揺れが大きかった地域では特に、土砂災害などに注意が必要だとしている。
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東北新幹線などJR東日本の各新幹線で上下計88本が運休。計101本が遅れた。約3万5700人に影響が出た。