ミャンマーの最大都市ヤンゴンで治安当局に逮捕され収監中のフリージャーナリスト北角裕樹さん(45)が3日、「虚偽のニュース」を広めた罪と入国管理法違反罪で起訴された。在ミャンマー日本大使館が明らかにした。
これにより裁判が正式に開かれることになった。期日は未定。国軍は2月のクーデター後、刑法を改正。虚偽のニュースを流布したとして有罪になると、最高禁錮3年が科される。入国管理法違反は同5年。
大使館によると、北角さんの健康状態に問題はないという。大使館は「早期解放に向け働き掛けを続けていく」としている。
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北角さんは元日本経済新聞記者で、ミャンマーに移住してフリーで活動し、クーデターへの抗議デモを取材。日本のメディアに寄稿したり、会員制交流サイト(SNS)で情報を発信したりして、国軍を批判的に報じていた。
4月18日に自宅で逮捕され、ヤンゴン市内の刑務所に移送された。2月26日にはデモの取材中に治安当局に拘束されたが、その日のうちに解放されていた。