鹿児島県・徳之島の伊仙町で4日、伝統の闘牛大会が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、運営者は観客数の制限などの感染対策を徹底。コロナ禍の生活が続く中で無事に開催され、観客は「リフレッシュできた」と喜んだ。
島内最強の牛を決める無差別級の一戦では、王者「牛若赤丸」が後半に速攻技を放ち、序盤リードした挑戦者「一心阿炎」に逆転勝利した。9分を超える熱戦を制し、2度目の防衛を果たした。
感染対策として観客数を収容上限の半分の1500人に規制。感染が発生した場合に連絡を取るため、来場者には連絡先の記入を求めた。
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観戦した同県徳之島町の作業療法士の男性(22)は「コロナで中止になるか不安だった。久々の大きな大会に興奮した」と笑顔を見せた。
大会を運営する徳之島闘牛連合会によると、400年以上の歴史を持つ徳之島の闘牛は、主要大会を正月、春、秋の年3回開く。昨年春の大会はコロナで中止となった。