和歌山県那智勝浦町の宇久井半島の森に自生し、夜間に光るキノコ「シイノトモシビタケ」の発光が4日までに始まった。かさの直径は1~2センチで闇の中、幻想的な緑色の淡い光を放っていた。
半島にある環境省の施設「宇久井ビジターセンター」を拠点に活動する「宇久井海と森の自然塾」が3日、恒例の観察会を前に森を下見し、発光を確認した。ガイド役の西垣内茂さん(81)は「神秘的でかわいらしい姿から『森の妖精』と呼ばれ、保護している。これから多く見られるので期待したい」と話した。
観察会は今月15日~7月11日と9月4日~同月26日の土日の夜に開催する。2日前までの予約と、新型コロナウイルス対策のためのマスク着用も必要。問い合わせは同センター、電話0735(54)2510。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });