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女優、菅野美穂(43)が「こどもの日」の5日、東京都内で行われた主演映画「明日の食卓」(瀬々敬久監督、28日公開)の完成報告会に出席した。育児をめぐる3人の母親の苦悩を描く物語で、私生活でも2児のママである菅野は子育ての苦労を告白。母親ならできて当たり前とされる風潮に、「こんなに大変なのに誰にも褒められないって、なんてひどいんだ!って思いました」と世の母親の胸の内を“代弁”した。
等身大の役を演じたママ女優が、子育ての大変さを赤裸々に明かした。
「これは世の中のお母さんが自分に重ねてしまう役だなと思いました」
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ともに母親役を演じた高畑充希(29)、尾野真千子(39)と出席した菅野。育児に対するいらだちなど親なら誰もが直面する問題を描いた作家、椰月美智子氏の原作を読んだときの印象をしみじみ語った。
「明日の食卓」は、同じ「石橋ユウ」という名の息子を持つ3人の母親たちの物語。フリーライター役で10年ぶりの映画主演となった菅野は「10年の間に子供も産まれて」と夫で俳優、堺雅人(47)との間に長男(5)と長女(2)をもうけたことに言及。コロナ禍前にオファーを受け、「映画がなくなってしまうか不安でしたが、緊急事態宣言中に子供と向き合うことができたので運命的なタイミング」と振り返った。
大阪在住のシングルマザー役の高畑は、東大阪市出身だけに「シングルマザーを近くで見ていたので、土地や空気の懐かしさがリンクして助けられました」と述懐。主婦役の尾野は「現実のお母さんはもっとつらいんだろうなと…。人生の予行演習と思って楽しく演じました」とほほえんだ。
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