殺したいのに、恋しちゃう-。俳優、中川大志(22)が7月期の日本テレビ系ラブコメディードラマ「ボクの殺意が恋をした」(日曜後10・30)に殺し屋の役で主演することが7日、分かった。
映画「翔んで埼玉」などで知られる脚本家、徳永友一氏のオリジナル。中川は、5歳のときに両親を亡くした主人公・柊(しゅう)を演じる。
ある日、育ての親を美人漫画家に殺されたことを機に、殺し屋に。漫画家に対する復讐(ふくしゅう)に燃え、抜群のルックスと身体能力を生かし拳銃や注射針で殺害を計画するが、決行直前になると間が悪く邪魔が入ったり、逆に漫画家を助けるハメになって失敗。しかも、漫画家に殺意を持ちつつ恋をしてしまい葛藤する展開となる。
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■「新しいステップにチャレンジできることを感謝」
制作の読売テレビ・中間利彦プロデューサーは中川の起用理由について「硬軟併せ持つ演技ができる希少な若手俳優の1人」とゾッコン。「なぜか応援したくなる最高の愛されキャラに育てたい」と明かす。
中川はプライムタイム(午後7~11時)のドラマ初主演で「新しいステップにチャレンジできることを感謝しています」と気合十分。“殺意”と“恋”を共存させる難役だが、「視聴者の皆さんが『こいつ、またやっちゃったよ』と笑ってあきれてくれる、いとおしい男にしたい。先の見えない今だからこそ、少しだけ楽しみになる時間を作りたい」と6月からの撮影を心待ちにしている。
中川 大志(なかがわ・たいし)
1998(平成10)年6月14日生まれ、22歳。東京都出身。2009年7月、NHKのドキュメンタリーで子役としてデビュー。19年度前期のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で、広瀬すず(22)の演じたヒロインの不器用な結婚相手を演じて全国区人気に。同局のコント番組「LIFE!」でも活躍。自殺志願者を見分ける能力を持つ自称小説家役で主演する映画「FUNNY BUNNY」が公開中。179センチ。