上方落語協会は8日、政府の緊急事態宣言発出期間の延長を受け、上方落語の定席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)の公演中止期間を31日までに延長することを発表した。
期間中は引き続き、無観客による有料ライブ配信も実施しない。同協会会長の笑福亭仁智(68)は「『目の前の生のお客さんの反応を見ながら、ネタや言い回し、間を変えて噺を進め、それにまたお客さんが反応する』そんな時間を共有するのが、落語という芸です。ですから無観客開催は到底考えられません」とコメントを寄せ、さらに「一方で、事実上の『休業要請』でありながら、その前提として、エンターテインメントに対しての支援や補償の話が聞こえてこないのが誠に残念でなりません」と強く訴えた。
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