菅首相、休業緩和は経済影響で判断　野党は矛盾と批判

参院予算委員会の集中審議で答弁に臨む菅義偉首相。右は立憲民主党・蓮舫代表代行＝１０日午後、参院第１委員会室（春名中撮影）【拡大】

　菅義偉首相は１０日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス緊急事態宣言の延長に合わせて百貨店など大型商業施設への休業要請緩和を決めた対応を巡り、経済への影響を念頭に置いた判断との認識を示した。「なぜ休業なのか、との意見も非常に多かった。これ以上期間を延ばすのは厳しい」と述べた。立憲民主党の蓮舫氏は、矛盾した対応だとして「理解できない」と批判した。
　東京都や大阪府は百貨店に休業の継続を求めている。