歌舞伎俳優の中村勘九郎(39)と弟の中村七之助(37)、尾上松也(36)が11日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで12日開幕のコクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」(30日まで)のオンライン会見に出席した。
今回は3度目の緊急事態宣言で一部公演が中止となったが、12日からの延長で休業要請が緩和され、同日が初日となる。
安全対策は万全を期し、勘九郎は「役者としてエンタメ業界としても次のステップに進める。生きる鼓動を味わってほしい」と熱演を約束。七之助は「演劇を止めてはいけない。初日を迎えられて本当に幸せ」とかみしめた。
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コクーン歌舞伎は1994年に誕生。今作は浪花の市井の人々を描く人情劇で、勘九郎の次男、長三郎(7)が同歌舞伎に初挑戦する。勘九郎は「親としてもうれしいし、いい経験になると思う」と期待。松也は今作について「支え合える、信じあえる、愛し合える、その人の絆とつながりを改めて感じていただければ」と呼びかけた。