大地真央主演のオトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」(土曜後11・40、東海テレビ・フジテレビ系)の原作者で直木賞作家の林真理子さんがロケ先を訪問した様子がこのほど紹介された。
名古屋出身の毒舌スーパーレディ・ハルコ(大地)が、庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)を“舎弟”のように扱いながら世の中の不正や悩みを忖度なしで斬っていく痛快ストーリー。原作の小説シリーズは、漫画家・東村アキコさんから熱烈なラブコールを受けコミック化もされるなど人気作品である。
林さんが訪れたのは「幸田サーキットyrp桐山」(愛知県幸田町)。第2話で登場したレースシーンの撮影終了後、キャストとあいさつを交わし、レーシングカーの前で記念撮影を行った。
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その後、和食屋さんへ移動して3話のシーンを見学。真魚、田山涼成と合流したが、大地について「フェイスガード越しでもすごい目力。顔芸などいっぱい工夫して演じてくださり、ますますドラマが楽しみ」と林さん。大地とは過去に2度ほど対談。舞台も宝塚時代をはじめ、「ローマの休日」や「マイ・フェア・レディ」など何度も見ており、いわば「長年のファン」という。
「ご主人といらっしゃる食事会でもお目にかかったことがあり、とってもお似合いのカップルですよね。その時、大地さんのあまりの美しさに『何を召し上がっているんですか?』と聞いたら『イスラエルのハチミツ』と言われて後日、それを送ってくださった。しかも手書きのメッセージまで添えて…あんなスターさんなのに気遣いがすごい。それに話題のCMも面白い。大女優さんだからこそのおかしさと何とも言えないかわいらしさ。コメディエンヌの才能もあるし何をやってもきれい」
そんなエピソードを披露。松本が演じるいづみについても裏話があった。
「実は私がいづみ。私はいつも人の後始末や嫌な思いをさせられている“いづみ役”なのに、ネットを見ていたら“中島ハルコは林真理子の実物だろう”と書かれていて“世間にそう思われているんだ”とすごいショックでしたね。今回のいづみさんはかわいすぎるし、ハルコさんは美人すぎるかな。私や編集部がイメージしていたハルコさんはあんなゴージャスでエレガントな美女じゃなくて、もっと“おばちゃん”って感じでしたので(笑)」
タイトル「最高のオバハン」に決まった経緯は「出版社の営業会議では社内のおじさんたちから『おばさんたちに失礼だ』と非難の嵐。大反対されたらしいけど『私がいいって言ってんだから、いいわよ!』ってそのまま押し切ってもらった」と明かした。
愛知県へは学生時代から毎年のように豊橋や蒲郡などを訪れ、大人になってからも「名古屋へはおいしいものを食べるためだけに年に何回か日帰りで行っている」という。
最後に視聴者へメッセージを寄せた。
「世間から“林真理子は最近、大家ぶっているけど、この作品は真骨頂だろう”なんて言われている作品です。今は世の中みんなが明るい、楽しいものを求めている時期だと思うので、このドラマはぴったりじゃないかと思っています」
6話「宝石は女の歴史なのよ!」(15日放送)は、自宅に泥棒が入り珍しくボロボロと泣き出すハルコ(大地)。一方、クリニックの事務長・大谷(合田雅吏)は父・卓(清水紘治)の46歳差の再婚話にうろたえていた。大谷のために真相を探るべく、いづみ(松本)と共に蒲郡へ向かうハルコ。その目力によって嘘が次々と暴かれていく…。