１２日のフジテレビ系「めざまし８」（月～金曜前８・０）は、新型コロナウイルスのワクチン接種で、愛知県西尾市の近藤芳英副市長が担当部局に指示し、市民で薬局大手スギ薬局を経営する「スギホールディングス」（同県大府市）の杉浦広一会長と妻の予約を優先的に確保していた問題を取り上げた。
西尾市は、予約の特別対応は同社秘書らに再三依頼され、担当課が断ったものの、最終的に副市長と健康福祉部長が相談して配慮することを決めたと説明。副市長は「行政の公平性を欠くことになり、大変申し訳ない」と陳謝、予約は既に取り消したと述べた。
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また、スギホールディングスの公式サイトでは「当社、代表取締役会長ならびに相談役のコロナワクチン接種の対応に関する経緯について」と題し、問題の経緯を「一日も早いワクチン接種をと慮った当社秘書が西尾市役所様にお問い合わせをさせていただいたことに端を発します」と説明している。
ＭＣを務める俳優、谷原章介（４８）は「まぁ、ひと言で言ってあり得ないですね」とバッサリ。「薬局というのは、市民の皆さんの健康を願って運営されているものだと僕は思うんですけど」とした上で「それを統括する会長の立場の人が、我先に自分を優先する。リリースのなかでは、『秘書が慮った』とおっしゃってますけど、それってよく政治家がやる、政治家が何か問題を起こしたときに、秘書にすべて責任を付け替えてしまうように見えてしまう。そう捉えられても仕方ない」と苦言を呈していた。