報道機関、支局空爆に抗議　米、イスラエルに記者の安全確保求める

　イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの空爆で、ＡＰ通信などの支局が入るビルが破壊されたことについて、同社などは１５日、報道機関への攻撃に強く抗議した。米国のサキ大統領報道官はツイッターで、ジャーナリストの安全を守るようイスラエル側に伝えたと明らかにした。
　イスラエルは空爆を認め、ビルにはガザを実効支配するイスラム組織ハマスに関係する機関が入居していたのが理由だと主張した。
　ＡＰのプルイット社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で、支局ビルの破壊について「衝撃を受け、おののいた」と抗議。イスラエル軍は支局の場所を以前から知っていたとして「非常に憂慮すべき事態だ」と強調した。記者らは避難に間に合ったものの「ガザで何が起きているのかを世界が知るのは難しくなった」と強く非難した。

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　中東の衛星テレビ、アルジャジーラはビルが空爆で崩壊する映像を放送。声明で「この憎むべき犯罪の目的はメディアを沈黙させることだ」と批判した。（共同）