香港ディズニー、赤字最大　３８０億円、コロナ影響

　香港ディズニーランドが１７日発表した２０２０年９月期決算は、純損益が２７億香港ドル（約３８０億円）の赤字だった。赤字額は前期の約２５倍に拡大し、０５年の開園以来最大となった。新型コロナウイルス流行で約７カ月にわたって休業したのが大きく影響した。
　売上高は７６％減の１４億香港ドルだった。香港ディズニーは昨年１月下旬から約５カ月間、７月中旬から約２カ月間休業。来場者が７３％減の１７０万人となり、ホテルの宿泊者が減少したことなどが響いた。
　香港メディアによると、赤字は６年連続。担当者は衛生措置を多数実施していると強調した。園の将来について「楽観視している」と述べたが、先行きの不透明感を指摘する声も上がっている。（共同）

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