自動車業界では減産が相次ぐものの、トヨタは強い調達力を背景に目立った影響を受けていなかった。今回、トヨタも回避できなかったことで、半導体不足の深刻さが改めて浮かび上がった。
停止するのはいずれも生産子会社のトヨタ自動車東日本が手掛ける岩手工場(岩手県金ケ崎町)と宮城大衡工場(宮城県大衡村)の計3ライン。半導体を使った部品の供給が不足し、小型車「ヤリス」とスポーツタイプ多目的車(SUV)の「C-HR」「ヤリスクロス」の3車種の生産で影響が出る。
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岩手工場の第1ラインは6月7~11、14、21、22日の8日間、第2ラインは6月9~11、14、15日の5日間、宮城大衡工場は6月9~11日の3日間、それぞれ稼働を止める。トヨタは「生産を挽回していきたい」と説明している。
ヤリスとヤリスクロスは2020年度に計20万2652台が売れた。